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執筆者の写真マサラワーラー

バターチキンマサーラーも作れるよ!変に甘くない、おいしいバターチキンの作り方。

更新日:2020年11月10日


俗に言うバターチキンカレーというやつです。


バターチキンカレー、、なぜかとても人気がありますよね。

名前がキャッチーだから頼みやすい、芸能人も美味しいって言ってる、辛くないから子供も食べれる、などなど、ちょっと思いつくだけでもいろんな理由があると思います。


一方、インド大好きな人の中には、ちょっと複雑な感情があるのもまた確か。。

いや、ぼくのことですが。。


「バターチキンが大好きです!」と素直に言うのを聞くにつれ、ああ、他にもたくさん美味しい、おもしろいインド料理があるのに!と思い

南インド料理の店なのにメニューにバターチキンを見つけると「ああ、商売のために仕方ないんだな…」っていちいち思うのです。


そして、たまに食べる機会があって食べてみると「なんじゃこりゃー!甘い!甘すぎる!ジャムパンのジャムかと思った!」ってまた後悔する…


そんなこんなで、バターチキンのことを目の敵にしていたのですが、ちょっと考えれば、これほど世界中に広まり老若男女に愛されているインターナショナルなインド料理もなかなかない。そしてどこでも「本格志向」な人たちからは軽蔑といっていいような目を向けられている…


そもそも「本格」とは「本格じゃない」とは、そんなものは存在するのか!?

なんだか自分が勝手にバターチキンを意識していたのか!?と、自分がとても小さい人間のように感じ始めました。


なんならちょっとバターチキンとちゃんと向き合ってやろうじゃないの!

そういえば、いままでに食べた中で、うまいバターチキンもあったんじゃないか? いや、そんなに食べてないけど!


ちなみにバターチキンはインド・パキスタンの分離独立時にパキスタン側から逃れてきたパンジャーブ人のクンダン・ラール氏がオールドデリーのモーティーマハルというレストランで発明した!と、言われています。

モーティーマハルはタンドーリーチキン発祥の店としても有名で、このバターチキンの売れ残りがバッサバサになっちゃったのをトマトとバターのグレーヴィーで煮たら美味しかった!というのがバターチキンだ!ということらしいです。


だけど、実は元々肉をタンドールで焼く人々がパンジャーブの一部にいた。それをクンダン・ラール氏が美味しく作って大ヒットした。そして、売れ残ったタンドーリーチキンを英国発祥のトマトクリームスープで煮込み、英語名の折衷料理「バターチキン」が生まれたという筋があるらしいです。



ということでタンドーリーチキンを使う料理ですが、タンドール窯がないので、マリネした鶏肉を焼いてからトマトのソースで煮ます。

なので、もしテイクアウトしてきたタンドーリーチキンを食べ忘れてしまったときは、硬くなってしまったときなんかは、それで作ることもできます!


ちゃんと作ると変に甘くない、おいしいのができるんですよね!

ちょっとぼやきながら作っていますが、めっちゃくちゃうまくできました。


バターチキンマサーラー(4人分くらい)


・材料

鶏もも肉400g(皮をとって一口大に切る)

タマネギ一個(1/4に切ってスライス)

トマト缶 150gくらい

カシューナッツ 半カップ

塩 適量

油 大さじ4

バター 30g


・マリネ用

ターメリックパウダー こさじ1/2

チリパウダー こさじ1/4

ガラムマサーラー(カルダモン、シナモン(カシア)、ベイリーブ(カシアリーフ、テージパッター)、メティを粉にしたもの)こさじ1

塩 こさじ2

ヨーグルト おおさじ2

ジンジャーガーリックペースト(にんにく、しょうがをすり下ろして同量の水を加えたもの。)おおさじ1

レモン汁 おおさじ1


作り方

1:鶏肉をマリネ用の材料と混ぜて30分以上寝かせておく

2:フライパンに油おおさじ1を引いて中火にかけ、1を焼く。

3:鶏肉に火が通ったら火を止めておく。

4:別の鍋に油おおさじ2とバター30gを入れて強火にし、タマネギを炒める。

5:タマネギが茶色くなったらカシューナッツを加えて1分くらい炒める。

6:火を止めて、冷ましたらトマトといっしょにミキサーにかけて滑らかなペーストにする。

7:6のペーストを鍋に戻し、焼いた鶏肉とよく混ぜながら一煮立ちさせ、味を見て塩を調整して出来上がり。


*ごはんもいいですが、ローティーやナーンなどにとても良く合います。マリネした鶏肉をオーブンで焼くのもいいです。





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